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「メインテナンスを何十年も続けたら、歯はどれだけ残るのか」30年超データが示す答え🦷

30年以上メインテナンスに通い続けた患者さん、歯はどのくらい残っているか気になりませんか?

ドイツの大学病院の追跡調査で、平均36年間のSPC(Supportive Periodontal Care)期間中に喪失した歯は、1人あたり平均4.6本だったという結果が報告されています。





・追跡期間 平均36.1年(30〜43年)

・対象患者 70名(97%が重度の歯周炎=Stage III/IV)

・喪失歯数 63名で計322歯(1人あたり年0.13本)

・大臼歯35年生存率(分岐部病変なし) 77%

・大臼歯35年生存率(分岐部病変II-III度) 51%

・歯の喪失リスク ポケット深さ6mm以上でハザード比4.02倍、分岐部病変II-III度で2.87倍


この結果から、メインテナンスの内容やSPC対象患者の見極めについて何が言えるのでしょうか?


重度歯周炎(Stage III/IV)であっても、長期的なSPCによって歯の喪失は低く抑えられる可能性がある

✅ ポケット深さ6mm以上や分岐部病変II-III度は、歯の喪失リスクを考える上で参考になる指標

✅ ただし、これらの指標による予測精度(陽性的中率36〜55%)は高くなく、個々の歯の予後を断定するものではない


本研究は大学病院の専門的なSPCを受けた患者(適格患者のうち3.3%のみが参加)を対象としており、一般開業医でのメインテナンスにそのまま当てはまるとは限りません。研究デザイン上、生存バイアスの影響も考慮する必要があると論文内で言及されています。


❓長期間のSPCで印象に残っている患者さんはいますか?

❓分岐部病変のある歯、抜歯とメインテナンス継続の判断基準はありますか?


「この患者さんは何十年も通ってくれている」

「分岐部病変があっても残せた」

「逆に早めに抜歯してよかった」


など、皆さんの経験談もぜひ聞かせてください!


出典:

Journal: Journal of Clinical Periodontology

原著タイトル: Tooth Loss During Supportive Periodontal Care (SPC): A Three Decades Retrospective Study in a University Setting

著者: Cyris M, Bartels P, Kahl M, Springer C, Sälzer S, Fawzy El-Sayed K, Dörfer C E, Zhou Li-Li, Graetz C

発表年: 2026年

DOI: 10.1111/jcpe.70173

PubMed ID: 42472646

PubMed URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42472646/

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