歯科医師、経営者、教育者としての長年の経験を凝縮させた『ブループリント』『ホワイトマップ 』の2冊を同時出版 【Dr's Interview#04】前編
2025年11月、クインテッセンス出版から『ブループリント』と『ホワイトマップ 』の2冊の書籍が同時出版された。
「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように、いくらで」という5W2Hに沿って、
最善の選択をするためのポイントを示したこの2冊の違いは、
読者の目線だ。
『ブループリント』は歯科医師・歯科衛生士の目線、
一方の『ホワイトマップ 』は、歯科専門職以外の幅広い読者目線で、
重要な選択や判断を促すメッセージが記されている。
『ブループリント』『ホワイトマップ 』の著者は、
東京都と神奈川県に12の歯科医院を展開するエムズ歯科クリニックの創業者である荒井昌海先生。
この2冊に込めた思い、豊富な経験から得た荒井先生の知見や行動基準などについてお話を伺った。

※購入ページはこちら
・ブループリント 選択の先にある未来 (LINK)
・ホワイトマップ 選択の先にある未来 (LINK)
| 1. 未来を切り拓く選択の仕方を2つの視点から伝える
2024年の年末、長い付き合いのあるクインテッセンス出版の社長から書籍の執筆について相談された荒井先生は、
同じメッセージを2つの異なる目線から書くこと、
イラストを中心にして視覚から読者を引き込む本にすることを提案した。
「最初の章に書いたのは『出会いはわらしべ長者』について。今、自分の周りにいる人たちが今のベストで、いきなり素晴らしい人に出会えるわけではない。頑張っていけば少しずつ周りがレベルアップし、自分自身もレベルアップするのです」
未来を切り拓くための思考法や具体的なアクションプランをわかりやすく示した2冊のうち、
まず歯科医・歯科衛生士目線で書かれた『ブループリント』に関連するトピックについて、
荒井先生の見解を聞かせていただいた。
| 2. 歯科医療の専門職に求められる資質とは
歯科業界の専門職として成長する上で必要な資質の第一は、
人間が好きであることだと荒井先生は話す。
「広義で言えば、とにかく人が好きであることが大切です。くわえて、歯のことが好きで勉強を続けられる人でないと、良い歯科医にはなれません。どんなに時代が変わっても、この点は変わらないと思います」
また狭義では、歯科業界のデジタル化に対応する能力と、
アート領域のスキルを伸ばすことを重視している。
「今の歯科業界は、アナログからデジタルへの移行期です。2010年から始まったデジタル化は、2030年でほぼ完了すると予測しています。2030年以降はデジタル主流になり、経験30年のベテランも3年目の若手も、アウトプットはそれほど変わらなくなるでしょう。デジタルを使いこなせる3年目の歯科医のほうが良い結果を出すかもしれません」
ただし、感覚や経験が必要な領域も存在する。
その代表例が、アートの領域。
アート領域は経験が重要となるため、
学問的な領域に比べるとデジタル化の影響を受けにくい。
従来、歯科医が担ってきた専門領域がデジタルへの移行後、どのような変化を遂げるのかについても、荒井先生は『ブループリント』で具体的に示している。

| 3. 重要な判断や選択を失敗する原因
『ブループリント』『ホワイトマップ 』の2冊共通のサブタイトルは、
「選択の先にある未来」。
多くの人々が選択ミスをしてしまう原因を、荒井先生はどのように考えているのだろうか?
「適切な選択をするために必要なのは、幼少期からの成功体験です。選んで良かったという成功体験がないまま成長すると、自分で選べなくなります。20歳を過ぎた人に正しい選択方法を教えるのは、難しいですね」
クリニックの若手スタッフに適切な選択をしてもらうために有効な手段として、荒井先生は、その人の思考のタイプに応じたアプローチを実践している。
「いわゆる男性脳的なタイプの方々は、統計データなどを見せて合理的な説明をすれば納得します。女性脳的なタイプの方々は、もう少し感情に踏み込む必要があります。今回の本では、この2つの思考タイプがあることを踏まえて、適切な選択のためのポイントを説明しました」
※後編に続く
クリニック経営者に必要な判断材料とは?ー荒井昌海先生が大切にしていること。『ブループリント』『ホワイトマップ 』【Dr's Interview#04】後編
| ドクターズプロフィール

エムズ歯科クリニック創業者:荒井 昌海
歯科医師スタディーグループMID-G 最高顧問
・【MID-G Webサイト】 (LINK)
・専門家ドクタープロフィール (LINK)
| 出典

・クインテッセンス出版株式会社HP (LINK)
・ブループリント 選択の先にある未来 (LINK)
・ホワイトマップ 選択の先にある未来 (LINK)
| レポーター

\\ 歯科医療者の皆様を第一に!//
医療者TERRACE 編集部
山崎 康弘